特徴:  " 似て異なる水平ヘッドと逆エッジ 良きルーズな白黒映像"

水平エッジと逆エッジは、作り方、見え方がほぼ同じであるが、実際には全く別のコンセプトを持つ。

水平エッジは、現代的なハリのあるサウンドに対して、ローピッチでも暴れず、安定したルーズさ???を実現する為のエッジである。理屈的な事は難しいので、知らなくても良い事なのだが、イメージも掴み辛いので、なんとなく理解できれば、と説明を加える。

水平エッジは、通常のエッジに当たる頂点がない。逆エッジにしても、鋭角、鈍角エッジにしてもエッジは存在する。時代の中で輪切りのシェルも現代のヘッドを装着すると、まずは外環にヘッドが当たる為違う。 輪切りのシェルに強くヘッドを張っていくと引っ張られて平らな部分に当たりだし同様な印象になってくるのだが、基本的にハイピッチでの事、ローピッチでは違いが明らか。なにに一番近いのかと言うと、輪切りのシェルに本皮のヘッドを張った様なコンセプトに近い。自由に伸びてしまう本皮は、最初に外環に皮が触れようとも馴染んでしまい。平らな部分に、表現が悪いが、「ピトッ!」っとくっついてしまう。水平エッジは、外側をまるめている為にヘッドが「ビトッ」っとくっつく。ここが重要。輪切りのシェルに本皮を張ったものと、全く同じとは言わない、しかし構造上、最も近く成るようにコンセプトはスタートしている。
 バイ音コントロール:特にローピッチでスネアを使った場合、いやなバイ音が増え、通常は暴れだしてしまう。ローピッチを可能にするには、バイ音をできるだけ減らす事で、ローピッチになるに従って増えるバイ音に対抗し、暴れを防ぐ。暴れを防ぐ事で不可能であったローテンションでのコントロール性を良くしているのである。水平エッジには、レインホースメントが付けられ、平らな部分をより多く取り、難しく言うと、ヘッドのバウンド率と、リバンド率を変化させいる。つまり、ヘッドが外に膨らむ時、14"の大きなヘッドのまま広がり、内側に戻ってくるときは、レインホースメントに当たり、13"とほぼ同じ内口径で内側へ広がる。
通常はどんなサイズのシェルであってもバウンドとリバンドは同じ、だから揺れ続ける。この割合が変わる事で、リバウンドの際にわずかづつ揺れが削られて、収まりを加速させる。暴れ難さと、バイ音対策の為、レインホースメントが付けられていて、本来の強度の為ではない。
 理屈はこの位にして、実際のサウンドだが、「ルーズ」、ヘッドを張っていっても「ルーズ」。エッジがないのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが、通常の「ルーズ」とはちょっと違う。スナッピーの反応そのものは遅く、ルーズそのものなのだが、収まりが悪い訳ではない。「ルーズだけど、キレはいい」と訳の分からない事を言ってしまいそうになる。上手く説明できないのだが、ルーズなサウンドのイメージのみが伝わり、だらしないとは違う。特にローピッチで使うと、白黒映像でも見ている様な臭いを強く感じる。ヘッドにスティックが沈み込むような柔らかいサウンドを久しぶりに聞いた様な印象。それでいて暴れてはいない。プレーそのものが難しいけど楽しい。いや、今の時代にあって、このサウンドはカッコイイ! 調子にのってローピッチにしすぎると、スティックのリバウンドが得られず、なんと難しいスネアかと言う域までなってしまう。ルーズさを生かす為と、叩き安さを得るには、前後のヘッドの調節は不可欠、決して安易なスネアではない。 お勧めはなんといってもジャズ。だけど実際には、これまた未知数的なスネアなので、ハイピッチにしたり、ローピッチにしたり可能性を秘めてスネアである。 ヘッドは、強調の為にPSY-Rヘッドを標準ヘッドとしているが、あくまで強調の為なので、自由な感性でヘッドはチョイスしてもらいたいと思う。







 
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